🍼育児中でも、薬剤師としての“やりがい”を諦めたくないあなたへ

「子どもがいるから、仕事は“こなすだけ”でいい」
「時短勤務だと責任あるポジションは無理だよね」

そんなふうに、どこかで自分のキャリアに“フタ”をしていませんか?

私も、妊娠・出産・復職を経て、仕事と家庭のバランスに悩んだ一人です。
でも今、私は時短勤務で管理薬剤師をしています

時間は限られているけれど、
患者さんに信頼されるやりがいも、経営を動かす面白さも、ちゃんと味わえている
そんな「ママ薬剤師ならではの働き方」があると、今は胸を張って言えます。


💡時短勤務でも「やりがいある働き方」はできる

📊数字で見える成果におもしろさを感じる

管理薬剤師として、在庫率や加算点数など経営の数字が“動く”瞬間を見るのはやっぱり面白いものです。
たとえば、

  • 発注を見直して不動在庫を減らせた
  • 服薬指導やトレーシングレポートで点数を伸ばせた

といった**「結果が見える工夫」ができるのは、管理者としての特権**。
時短でも、こうした手応えを感じられる場面はたくさんあります。


🩺患者さんからの信頼が、何よりのやりがいに

ある日、院内処方された薬について「〇〇さんに聞きたくて」と薬局まで足を運んでくださった患者さんがいました。
オンラインでも調べられる時代に、わざわざ来てくれる──
それだけで、「信頼されている」と感じられて心から嬉しかったのを覚えています。


🤝時短でも「現場を守る交渉役」になれる

私が管理薬剤師を任されたのは、会社内での勤務歴が長かったことがきっかけでした。
今ではエリア長や本部とやり取りしながら、
「自店舗のスタッフが働きやすいように」交渉・調整を行う橋渡し役も担っています。

「限られた時間しかいないから役割が小さい」わけではなく、
**“限られた時間だからこそ見える現場の声”**を伝えることができる──
それが、時短管理者ならではの強みだと感じています。

⏰理想と現実、ママ薬剤師のリアルな1日

「時短勤務なら、家事も育児も仕事も余裕で回せそう」
…そんなイメージを持たれがちですが、現実はなかなか“理想通り”にはいきません。

でも、理想と現実のギャップがあるからこそ、工夫したり、やりがいを感じられる瞬間があるんです。


🌟理想の1日(頭の中のスケジュール)

時間やること
6:00起床、朝ごはんの準備&夕飯の下ごしらえ
7:00子ども起床、支度
8:00登校・登園、出勤
9:00業務スタート(調剤・指導・在庫確認など)
17:00業務終了、退勤
18:00お迎え→お風呂
19:00夕食
20:00寝る準備
21:00子ども就寝→片付け&自分の時間
23:00就寝(理想的な1日のフィニッシュ✨)

「料理も段取り済み、残業ゼロで帰宅、子どもも21時にすやすや…完璧!」
…ええ、夢の中ではいつもこのスケジュールです(笑)


🌀現実の1日(気づいたらまた夜)

時間実際にやってること
7:00子どもと一緒に「ギリギリ起床」
8:00登校・登園 → 出勤(すでに汗だく)
9:00~17:00業務(時短だけどフルスロットル)
18:00お迎え→お風呂→洗濯物と格闘
20:00やっと夕食(冷蔵庫の残り物フル活用)
21:00寝る準備(おもちゃ片づけ合戦)
22:00子ども寝かしつけ → 自分も寝落ち…

やっていることは少ないのに気づいたら時間が過ぎている。子供が自分で服を選ぶのを見守ってる、子供がこれ見てというので見てる、子供のトイレを待っている。。。そんな「○○していた」といえない時間が多くあります。


💬それでも、やっていける理由

  • 子どもが「今日は保育園で○○したよ」と話してくれること
  • 患者さんから「ありがとう」と言われること
  • 職場で「おつかれさま」と笑い合えること

1日が思い通りにいかなくても、そんな小さな積み重ねがあるからこそ、時短でも働く意味があると思えるのです。

👣むしろ今だからこそ“本当に合う働き方”が見えてくる

  • 朝がバタバタする
  • 急な発熱でお迎えに走る
  • 土日の家族時間を削られたくない
  • でも「薬剤師としてのやりがい」も諦めたくない

育児を経験した今の自分だからこそ、
「自分が大切にしたいこと」がはっきり見えているはず。

✔ 週何日働きたい?
✔ 残業はできる?
✔ どんな職場なら続けられそう?
✔ 時短でもやりがいを感じられる?

この“自分軸”をもとに探せば、今からでも十分、納得のいく職場は見つかります。


💡自分に合う職場を見つけるために必要な3つのこと

1. 自分の「これだけは譲れない」条件を明確にする

→ 例:17時には帰りたい/時短でも手当が欲しい/人間関係が穏やかな職場

2. 求人票にない“雰囲気”や“人柄”をチェックする

→ エージェントを活用して、内部情報を聞くのが一番早い方法です。

3. 「転職=失敗しちゃいけないもの」と思いすぎない

→ 失敗しても、また調整すればいい。“柔軟に選び直せる”ことが、今の時代の強みです。


🧸いまのあなたに合う働き方は、いまのあなたにしか選べない

ママ薬剤師として働いていると、
つい「家庭優先だから仕事は二の次」と思われがちです。
でも私は、“家族も大事、仕事も大事”でいいじゃないかと思っています。

  • 子どもの話を聞ける余裕があって
  • 職場でも信頼されて
  • 自分らしく、薬剤師として成長できる

そんな働き方、決して夢じゃありません。

💻今ならこうする!ママ薬剤師のための転職活動の進め方

私が転職した当時は、ChatGPTなんて便利なものはありませんでした
求人を一つ一つ見て、志望動機も全部手書き。
合間に子どもが泣き出したり、保育園の書類を書いたり…。

今思えば、もっと効率的に、もっと自分らしく転職できたかもしれない
だからこそ、いま転職を考えているあなたには、こんな方法をおすすめしたいんです。


✏️1. ChatGPTで「企業別」の志望動機を時短作成!

志望動機って、転職活動の最大のハードルじゃありませんか?
テンプレは味気ないし、でもゼロから書くのは本当に大変。

そんなときは、ChatGPTに企業情報と自分の経歴・希望条件を伝えて、たたき台を作ってもらうのがおすすめです。

✅使い方の例:

「〇〇薬局の求人に応募したいです。私は現在、時短で管理薬剤師をしています。患者対応と経営管理の両立にやりがいを感じています。これをもとに、志望動機を作ってください。」

あとは、出力された内容を自分の言葉に整えるだけ
「企業理念との共通点」や「自分の強み」が自然に盛り込まれて、手書きよりも格段に伝わる内容になります。


🤝2. 複数エージェントを使って“人”を見極める

求人票に書かれている「勤務時間」「給与」「業務内容」だけでは、本当の働きやすさは分かりません

  • 育児に理解がある?
  • 急なお休みに対応してくれる?
  • 職場の雰囲気はギスギスしていない?

こういった情報は、エージェントに聞かないと分からない部分
だからこそ、1社だけでなく、複数のエージェントに登録して“比較する”ことが大切です。

実際に私も、エージェント経由で「育児中の管理薬剤師がすでにいる職場」を紹介してもらい、安心して面接に臨めました。


🧭3. 「何を優先するか」を決めておくとブレない

転職活動では、「条件が良さそうだから」「今より時給が高いから」で選びたくなることもあります。

でも、最終的に“長く続けられる”のは、自分の価値観に合った職場
だから、事前にこの質問に答えてみてください👇

  • 一番大事にしたいのは【  】?(例:時間/やりがい/収入/人間関係)
  • 何があれば多少の我慢はできる?
  • 絶対に妥協したくない条件は?

→ これがブレずに持てると、求人に振り回されず、自分軸で決められます

やりがいも、家族時間も、どちらもあきらめなくていい

育児をしながら薬剤師として働くということは、
時間・体力・気力、どれも余裕があるとは言えません。
それでも私は、「やりがいを感じながら、自分らしく働ける場所」はちゃんとあると実感しています。


💡今日の記事の振り返り

  • 時短でも管理薬剤師として、やりがいある働き方はできる
  • 理想と現実のギャップに悩みつつも、日々の積み重ねが支えになる
  • 転職は妊娠前でなくてもOK!「今の自分」に合う働き方を選ぶチャンス
  • 今ならChatGPTや複数エージェントを活用して、もっと効率よく理想に近づける
  • 職場選びのカギは「条件」だけでなく「人柄」や「雰囲気」

🌱あなたらしい働き方を、見つけに行こう

家庭を大事にしながらも、

  • 患者さんの力になりたい
  • 管理職として職場づくりに関わりたい
  • チームの中で信頼される存在でありたい

そう思う気持ちは、ママになったからこそ生まれる強さかもしれません。

あなたが、あなたらしく働ける職場はきっとあります。
ほんの少しの工夫と勇気で、働き方はもっと自由になるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました