アレロック・オロパタジンの濃度と小児用量を4コマで覚える

オロパタジンの顆粒0.5%とDS1%の濃度に注意。 おくすり小ネタ漫画

4コマ

1コマ目。6歳のオロパタジンDS1日0.5g分2を、顆粒0.5%と混同していないか確認する。
2コマ目。DSは1%。1日0.5gは成分5mg、分2で1回2.5mgになる。
3コマ目。アレロック顆粒0.5%を1日1g分2で服用する子の粉の苦手さに対し、2.5mg錠への変更を相談しようとする。
4コマ目。錠剤で承認されている小児用量は7歳以上。濃度に加え、剤形ごとの承認年齢も確認する。

基本情報

オロパタジン塩酸塩はアレルギー症状に使う抗ヒスタミン薬です。同じ成分でも、粉の濃度や剤形ごとの承認用量は同一ではありません。

製剤濃度・含量2歳以上7歳未満の通常量
アレロック顆粒0.5%1g中5mg1回0.5g、朝・就寝前の1日2回
オロパタジンDS1%「日本臓器」1g中10mg1回0.25g、朝・就寝前の1日2回。用時溶解
アレロック錠2.5・錠51錠中2.5mg・5mgこの年齢帯の承認小児用量の記載なし

顆粒とDSの7歳以上の通常量は成分量で1回5mg、1日2回です。錠剤の承認小児用量も7歳以上で1回5mg、1日2回。小児の適応はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎や皮膚そう痒症に伴うそう痒です。製品ごとに電子添文を確認します。

オロパタジン塩酸塩DS1%「日本臓器」|電子添文(PDF)、アレロック顆粒0.5%|インタビューフォーム(PDF)、アレロック錠2.5・錠5|電子添文(PDF)

監査ポイント

「成分量が同じ」で剤形変更の確認を終えない

6歳に2.5mg錠を1回1錠とする案は計算上の成分量が一致しても、錠剤の承認小児用量の範囲外です。「6歳への錠剤は禁忌」という意味ではありません。また、飲みにくさを解決するために処方医へ相談すること自体が誤りでもありません。年齢、服用できる形、承認範囲を整理して相談し、その判断を記録します。

先発顆粒から後発DSへの変更調剤

顆粒とドライシロップは類似する別剤形に含まれるため、先発顆粒から後発DSへの変更調剤は可能です。ドライシロップを内服用固形剤として調剤する場合が対象です。変更不可の指示がないこと、患者への説明・同意、効能・効果と用法・用量が同じこと、変更後の薬剤料が同額以下であることを確認し、変更内容を処方元へ情報提供します。厚生労働省:後発医薬品への変更通知

味・風味の比較

製品味・風味メーカー資料
アレロック顆粒0.5%公式資料に味・風味の明記なしアレロック顆粒0.5%|インタビューフォーム(PDF)
オロパタジン塩酸塩顆粒0.5%「トーワ」甘味ありオロパタジン塩酸塩顆粒0.5%「トーワ」|インタビューフォーム(PDF)
オロパタジン塩酸塩DS1%「日本臓器」わずかに甘い(苦味をマスキング)オロパタジン塩酸塩DS1%「日本臓器」|電子添文(PDF)
アレロックOD錠2.5パイナップル風味アレロック|メーカーQ&A(協和キリン)

参考資料

作成・情報確認日:2026年10月22日。

免責事項

本記事は新人薬剤師の学び直しを目的とした一般的な医療情報です。漫画の会話・エピソードはフィクションで、特定の患者さんや実際の事例を示すものではありません。個別の診断・治療を推奨するものではなく、実際の診療・調剤では最新の電子添文と患者背景を確認し、医師・薬剤師に相談してください。自己判断で薬を変更・中止しないでください。

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